ルーフドレンの差し込み式とねじ込み式の違いについて
2023-10-02[豆知識]
ルーフドレン本体と排水管の接続方法は「差込式」と「ねじ込式」があります。
■差込式(左)
排水管を差し込むだけで接続できます。ルーフドレン本体下部の排水口が排水管内径より小さいため
差し込みが比較的容易です。排水管の主な材質は塩ビ(VU管・VP管)で屋外配管に適します。
差込式はねじ込式と比べてローコストですが、密閉性がないため屋内配管には使用できません。
■ねじ込式(右)
ルーフドレン本体下部と排水管をねじ込んで接続します。差込式と比べて排水管をねじ込む事により接続部
に密閉性が高く屋内配管に適しています。
ルーフドレン本体下部の排水口に予め管用テーパねじ管用(めねじ加工)を施しています。
接続する排水管にはねじ加工がされていないため管用テーパおねじ加工を施す必要があります。
排水管の主な材質は鋼管(SGP管)です。
※管用テーパねじJIS記号
「Rc」新JIS管用テーパめねじ 例:Rc3(ねじ径:87.9mm)
「R」新JIS管用テーパおねじ 例:R4(ねじ径:113mm)
「PT」旧JISテーパめねじ 例:PT8(ねじ径:214.6mm)
屋外配管と屋内配管について
屋外配管には排水管を差し込むだけで接続可能な「差込式」をお選びください。差込式はVU管用、VP管用
と呼ばれる事もあります。屋内配管には密閉性が高い「ねじ込式」をお選びください。ねじ込式は鋼管用、
SGP管用、白管用と呼ばれる事もあります。
施工事例
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