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ベントキャップ・防水継手(ぼうすいつぎて)の役割について

2023-09-19[豆知識]



施工イメージ写真(ビルの屋上)





ベントキャップ(左)と防水継手(右)は、建物の屋上に設置に設置されていますが、

どうして必要なのか?そしてその役割とは?その謎に迫ってみます。

身近な生活に置き換えてみます。コップいっぱい入った水にストローを差し込み、ストロー上部を指で抑えなが

ら持ち上げるとどうなりますか?

はい!皆さん正解です。ストロー内部の水は

そのまま持ち上がり水が止まります。

そして指を解放するとストロー内部の水が一気

に流れ落ちます。子供の頃の記憶が蘇ります。

実は、建物内部の通気管もストローと原理原則は

同じなのです。

通気管を屋上まで伸ばして設置し解放する事で

排水がとてもスムーズになります。

解放しないと排水が止まったり、最悪の場合は逆流したりトラップの封水※(ふうすい)が切れて

異臭が室内に上がることも考えられます。

※封水とは排水口近くの水を溜めて異臭の侵入を防ぐ構造でP型、U型、ワン型があります。

通気管を屋上で解放する事が原則なのですが、そのままだと異物が通気管に侵入してしまいます。

異物の侵入を防ぐために「ベントキャップ(通気用のふた)」を通気管の上部に取り付け配管内部を

守ります。しかしそれだけでは不十分なのです。

屋上まで通気管が貫通しているため、そのままでは確実に漏水が発生します。通気管と防水継手を接続し

防水層を防水継手本体に確実に固定し漏水の原因を除去します。ベントキャップは異物の他に鳥や虫の侵入

を防ぎながら通気を確保するための通気の蓋としての役割があり、防水継手は、建物の漏水を確実に防止

する役割があります。建物内の排水を円滑するため建物外部で重要な働きをしています。







CVR-AC 防虫網付き:虫の侵入を防ぎます。



  

防鳥網付開閉式ベントキャップ CVS-AC       防水継手CVS-AC付 CSJ-KL



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