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メーカ推奨!グレーチング蓋の盗難、その対策とは?

2024-10-20[豆知識]



グレーチング盗難問題とは?

道路の側溝などを覆っている、金属製の格子状のふたのことを「グレーチング」と呼びます。このグレーチングが、悪質な人たちによって盗まれてしまう事件が後を絶ちません。

なぜ盗まれる?

グレーチングは、スチール(鉄)やステンレスなど、金属でできていることが多く、最近これらの金属の値段が高騰しているため、転売目的で盗もうとする人がいます。被害額は数十万円から数百万円になるケースもあり、社会問題となっています。

どんな問題があるか?

グレーチングがなくなると、人が溝に落ちて怪我をしたり、車がはまって事故を起こしたりする危険性が高まります。また、自治体や個人がお金をかけて設置したものが盗まれることで、経済的な負担も大きくなってしまいます。

グレーチングの主な材質

スチール: 強度があり、比較的安価なため、よく利用されています。 

ステンレス: 耐食性や耐久性に優れており、高価なため、特に狙われやすい材質です。

鋳鉄: 鋳物で作った鉄で、重く、丈夫なため、以前はよく使われていました。



メーカー推奨!グレーチングの盗難を予防するための対策とは?



対策-1 ボルト固定式にする


グレーチング本体と受枠をボルトで固定することで、グレーチングが簡単に外れないようにします。本来ボルト固定式は、車が通る場所でのガタツキや騒音を防ぐために使われますが、専用の工具(レンチ)がないとボルトを外せないため、盗難犯にとっては取り外しにくく、盗難を抑制する効果も期待できます。





 



 

専用レンチ「Tボックス」


防犯性 ★★★★☆ 施工性 ★★★☆☆ コスト ★★★☆☆



対策-2 クサリをつける


グレーチング用クサリの端部にシャックルとアンカーがあります。シャックルをグレーチング本体に固定しアンカーを躯体(くたい)の側面に取り付けます。その結果グレーチングは外せるが、クサリの長さ分しか動かせないため盗難抑制に効果があります。



 



「クサリ」シャックル部:本体に取り付け、アンカー部:躯体に取付

防犯性 ★★★☆☆ 施工性 ★★★☆☆ コスト ★★★★☆



対策-3 連結金具を取り付ける


連結金具をグレーチングの端部を固定するため、盗難が困難になります。





連結金具「RE」





ハンマーで取付て、マイナスドライバーで取り外せます。

防犯性 ★★☆☆☆ 施工性 ★★★★★ コスト ★★★★★





「連結金具クサリ付き」連結金具:グレーチング連結部に取付、アンカー部:躯体に取付

防犯性 ★★★☆☆ 施工性 ★★★★☆ コスト ★★★★☆





連結金具[RK」レンチで固定

防犯性 ★★★☆☆ 施工性 ★★★★☆ コスト ★★★☆☆



対策-4 防犯カメラを取り付ける


グレーチングのような重いものを盗む場合、車を使って運ぶケースが多いと考えられます。そのため、防犯カメラを設置することで、犯人がグレーチングを盗んで車に積み込む様子などを映像として記録することができます。しかし、防犯カメラを設置するには、カメラ本体の購入費用や、最適な設置場所の選定など、いくつかの点に注意する必要があります

防犯性 ★★★☆☆ 施工性 ★★☆☆☆ コスト ★★☆☆☆



対策-5 小型GPS機器を取り付ける


万が一グレーチングが盗まれても、GPS機器がついていれば、その後の動きを地図アプリで確認できるため、発見できる可能性が高まります。ただし、GPS機器の購入や設置には費用がかかることを考慮する必要があります。

防犯性 ★★★★☆ 施工性 ★★★☆☆ コスト ★☆☆☆☆



結論


グレーチングが盗まれにくい対策は、短時間で外せないような工夫がされているときです。車が入りやすく、人の目が届きにくい場所で、しっかり固定されていないグレーチングは、盗まれやすいと言えます。それぞれの場所の状況や予算に合わせて、盗難を防ぐための対策を考えましょう。



施工事例




ボルト固定式スチールグレーチング「CXHBB」





連結金具[RE」付



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スチールグレーチング