焼肉店を営んでいる方々は様々なロースターを使用していると思いますが、煙の排出は問題なくできていますか?
煙がこもってしまうとお客様の満足度や快適さが大きく下がってしまいかねません。
無煙ロースターなど、焼肉店のロースターを使っていて店内に煙が立ち込めることが多いなら、それは危険信号と捉えましょう。
以前はそんなことが少なかったという店舗であれば、早めに対応することで比較的簡単に解決することができます。
心当たりや思い当たる節があるという方がいれば、今回まとめたポイントや解決方法をぜひ参考にご覧ください。
無煙ロースターに代表されるように、焼肉店では効率よく換気を行うためのダクトが設置されています。
タイプによって特徴があるので、わかりやすくご紹介します。
無煙ロースターのように、焼肉ロースターから一旦煙を取り込み、そこからダクトを通じて店の外へ出す方法です。
この方法では、ダクトは床下や壁に埋め込まれていることが多く、店内の雰囲気はすっきりとしたものとなります。
広々とした空間を演出するのにも役立つでしょう。
このタイプは、天井からフード付きのダクトが取り付けられているものです。
焼肉をロースターで焼いた煙が上へのぼると共に、スムーズに吸い込まれて、店の外へ排出されます。
フードの形は傘型や箱型のタイプを利用されている方が多くなっています。
それぞれのテーブルに上から垂れ下がっている配管は、多くの店舗で採用されているので、目にしたことがある方は多いでしょう。
基本的にはダクトを使って煙を処理しますが、これらを使わない方法もあります。
ノンダクトタイプの焼肉ロースターは、吸気した後に空気を浄化するフィルターが設置されており、焼肉ロースター内ですべて処理できるものとなっています。
焼肉店で必ず使う設備である焼肉ロースターですが、きちんと換気ができていないとその魅力は半減してしまうことに。
以前はそんなことがなかったのに、うまく換気ができなくなったという店舗は本来の機能がきちんと作用していない可能性があります。
そうなったときの原因や解決方法、早く気づくためのチェックポイントなどを紹介していきます。
焼肉ロースターの煙がうまく排出されなくなる主な原因は、焼肉ロースターやダクトの清掃が足りていないことです。
まずは主な原因になる汚れが溜まっていないか確認しましょう。
焼肉ロースターやダクトに汚れが溜まっている状態だと、うまく機能が働かず性能が落ちてしまいます。
電気代や防災の観点からしてもよくないので、汚れが溜まらないようにしておきましょう。
煙の排出がうまくいかないときによくある原因としては、フィルターが詰まっている場合が多いです。
解決方法としては、焼肉ロースターの吸気口の先にある金属のフィルターの汚れを洗い落としましょう。
フィルターには油汚れと煤で黒っぽいべとべとした汚れが詰まっている可能性があります。
そんな汚れには、洗剤やお湯を使うことがおすすめです。
ダクトの汚れも同様に、取り外しできる部分は外して油汚れを洗い流し、ダクト内で手が届く範囲は雑巾などで拭いてください。
その際は軍手やゴム手袋で手を守りながら、金属が剥き出しになっている部分で怪我をしないように気をつけて掃除しましょう。
ダクト内部の奥まった部分の洗浄は、専門業者でないと難しいところがあります。
あまりに汚れがひどい時はすぐに洗浄を依頼し、ダクト火災のリスクを減らす意味も込めて定期的なメンテナンスを行いましょう。
簡単なチェックポイントをご用意したので、あなたの店舗に当てはまるか確認してみてください。
当てはまる箇所が多ければ多いほど要注意といえるでしょう。
いかがでしたか?
どれも焼肉ロースターやダクトに汚れが溜まっている場合に表れるサインです。
一つでも当てはまる場合は注意してみてください。
汚れを放置してしまうと、
といったリスクをたくさん生むことに繋がります。
事故にならないように、煙がうまく排出されていないサインだけは見逃さないようにしましょう。
焼肉という形式上、お客様がロースターを使って食材を調理するので、状況によっては換気できる量を超えた煙が発生してしまうことがあります。
しかし、そういったことだけではなく定常的に煙が立ち込めるということであれば、今回ご紹介した点に気をつけてみてください。
メンテナンスを施して原因を取り除き快適になれば、お客様の満足度の向上にもなりますし、安全に店舗を使うことにも繋がります。
煙についてはこちらでも取り上げているので、興味がある方はご覧ください。